GLAY

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BIOGRAPHY

2002

  • 中国・江沢民国家主席と会見・歴史的握手を交わす

    2002.09.10

  • 7th ALBUM「UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY」リリース

    2002.09.19

    収録曲
    01.WE ALL FEEL HIS STRENGTH OF TENDER
    02.またここであいましょう 
    03.girlish MOON 
    04.Way of Difference 
    05.航海
    06.ゆるぎない者達 
    07.夏の彼方へ
    (Johny the unity mix) 
    08.neverland 
    09.彼らのHOLY X'mas 
    10.Father & Son
    11.卒業まで、あと少し 
    12.Friend of mine 
    13.ALL STANDARD IS YOU~END ROLL~ 
  • 『GLORIOUS CHINA CRUISE』赤坂BLITZにてGLAY PHONE・HAPPY SWING MEMBERS SITE限定ライブ

    2002.10.04

  • 田家秀樹著『GLAY DOCUMENT STORY 2001-2002 -夢の絆-』(角川書店)発刊

    2002.10.10

    夢の絆―GLAY document story 2001-2002
    田家秀樹著
    四六判上製 ハードカバー 437ページ
    発行 角川書店

    REVIEW

    刊行直前の「夢の絆」特別編より
    あれから一年半がたとうとしている。
    2001年4月。レコーディング中のニューヨークのスタジオを訪れるところからこの連載が始まった。
    マンハッタンは、冬から春に移り変わる境目のような季節で、冷んやりとした乾いた空気と抜けるような青空が印象的だった。
    GLAYは誰にもわずらわされることなくレコーディングに集中していた。
    でも、その時は、そうやってセッションされている曲たちが、どういうアルバムとして形になるかは、まだ見えていなかった。
    2002年9月19日、ニュー・アルバム『UNITY ROOTS & FAMLIY,AWAY』が発売された。
     「これがやりたくてニューヨークに来たんですよ」
    TAKUROがニューヨークのスタジオでそう言ったのは、2001年の4月16日だった。
    スタジオにはカーティス、ブレンダ、タワサという3人のゴスペルシンガーがいた。彼らのソウルフルなボーカルは、GLAYの新しい一面を引きだしていた。その時にレコーディングされたのが、2001年のGLAYを象徴するような曲となった「ひとひらの自由」と、新しいアルバムの1曲目「WE ALL FEEL HIS STRENGTH OF TENDER」だった。
    アルバムに入っているのは、そうやって収録されたゴスペル・コーラスに、東京に戻ってからTERUが新たに絡んでいったものだ。ニューヨークと東京。2つの街で一年以上にわたって行われたレコーディング。その中から『ONE LOVE』『UNITY ROOTS & FAMLIY,AWAY』が生まれた。TAKUROはその2枚のアルバムを「同じ親から生まれた違う人格の子供」と表現している。
    北海道で生まれたGLAYが生んだ2枚のアルバム。そこには、誰も経験しなかった激動の一年が色濃く反映されているだろう。
    そして、それを見届けるためにこの連載があった。そんなふうに取材していた過程が、ようやく形となったのが、9月に発売された「夢の絆」という単行本だ。

    刊行時の著者コメント
    「1年間に及んだ取材がようやくまとまりました。この激動の一年のドラマ、そして幕張(99年のGLAY EXPO)以降の彼らのかっとう。今まで表に出なかった真実にも迫れた気がします。450ページ。まだ書き足りないくらいです。じっくり読んでください。」

    EPISODE

    300名限定のスペシャルーイベントにファンが大興奮

    GLAYの新刊「夢の絆」とニュー・アルバム「UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』の発売にあたり、去る9月7日に共同イベント「GLAY BOOK & ALBUM SPECIAL EVENT」がSHIBUYA TSUTAYA Q-FRONTで行なわれた。
    300名限定の超スペシャル・イベント。「夢の絆」著者・田家秀樹氏からGLAYに関する取材エピソードが聞けるトーク・ライブのほか、どこよりも早くニュー・アルバム収録全曲が聴ける先行試聴会もあるというファンにはたまらない内容。トーク・ライブではほかでは絶対に聞くことのできないGLAYのレアな話も満載! 「夢の絆」でしか読むことのできない今まであまり見せることのなかった彼らの素顔や、その取材秘話を聞いて思わず涙を流すファンも…。また、その後の先行試聴会でも、初めて全曲を耳にしたファンたちは大興奮。しかも、本格的な音響システムで、というのだから、まさに会場はライブハウスさながら。田家氏による各曲のコメントとともに、みんな熱心に耳を傾けていた。
  • 『JAL presents 日中国交正常化三十周年特別記念コンサートGLAY ~ONE LOVE in 北京』

    2002.10.13


    「日中国交正常化30周年特別記念コンサート ONE LOVE in 北京」を北京市内工人体育場で実施。

    INFORMATION

    SET LIST
    1.GLOBAL COMMUNICATION
    2.生きてく強さ
    MC
    3.SOUL LOVE
    4.グロリアス
    5.春を愛する人
    6.またここであいましょう
    MC
    7.歌声与微笑(中国の童謡)
    8.BELOVED
    9.ずっと2人で…
    10.航海
    MC
    11.電気イルカ奇妙な嗜好
    12.VIVA VIVA VIVA
    ~HISASHI ソロ
    13.FRIDEHICKEN&BEER
    14.HOWEVER
    15.Winter,Again
    16.FATSOUNDS
    17.誘惑
    18.SHUTTER SPEEDSのテーマ
    19.ACHID HEAD
    MC
    20.I'm in Love
    ENDROLL

    EPISODE

    前々日の10月12日には、日本からのツアーで来た方対象の公開リハーサルを実施。
    公開リハーサル終了後、実際にステージに登ることもできた。

    ◆テレビ朝日にてドキュメンタリーを放送
    12/14(土)16:00-16:55
    ニュースステーションでも特集をオンエア
  • 氣志團の函館でのLIVEに飛び入り出演

    2002.11.13

    氣志團のライブハウスツアー「氣志團Ⅳ完結編~房総与太郎行進曲」の函館フライデーナイトクラブ公演に飛び入り出演。
    アンコールで「グロリアス」を演奏。

    EPISODE

    ◆GLAYは“風雲松塾”の新塾生として、全員学ランを着て登場。
    「グロリアス」を演奏後、いったんステージを降りるが、アンコール・ラストの「ワンナイト・カーニバル」の演奏で再び登場。
    「ワン・ナイト・カーニバル」のダンスからエンディングまで参加。
  • 5thミュージックビデオコレクション『VIDEO GLAY5』発売

    2002.11.20

    収録曲
    01. MERMAID  
    02. とまどい  
    03. SPECIAL THANKS  
    04. Missing You  
    05. GLOBAL COMMUNICATION  
    06. STAY TUNED  
    07. ひとひらの自由  
    08. Fighting Spirit  
    09. 嫉妬  
    10. Way of Difference  
    11. またここであいましょう  
    12 逢いたい気持ち  

    DVD映像特典:
    スペシャルメイキング映像
    ディレクター本人による音声解説

    INFORMATION

    「MERMAID」から「逢いたい気持ち」まで全12曲のプロモーションビデオの他、 TV-CF等の魅力的な映像も収録!
    ジャケットはTERU オリジナル・デザイン!
    ピクチャーレーベル仕様。
  • 『NESCAFE presents SAKUMA SUMMIT 2002』 SHIBUYA-AXにて佐久間正英氏プロデュースによるライブイベントに参加

    2002.11.30

    第2回「SAKUMA SUMMIT」を11月29日、30日の2日間にわたりSHIBUYA AXにて開催。
    GLAYは2日目に登場。大トリを飾った。

    INFORMATION

    SET LIST
    01.航海
    02.グロリアス
    03.MERMAID
    04.いつか(新曲)
    05.THINK ABOUT MY DAUGHTER
    06.彼女の“Modern…”
    07.ACID HEAD(with 佐久間正英)

    REVIEW

    2日目。前日にも増して会場は、開演前からヒートアップしていた。それもそのはず、この日はGLAYが出演するのだ。中国公演を大成功させ、また1つデッカイ扉を開いた彼ら。それでなくともキャパ2000人弱クラスのライヴハウスでGLAYのライヴを観られるなんてことは滅多にない。というわけで、渋谷AXは幸運にもプラチナ・チケットをゲットした人達で超満員。物凄い熱気がみなぎっていた。
     そんな中、前日と同様々佐久間ソロで幕開けしたステージ。そのトップ・バッターは女の子4人組バンド、THE☆SCANTYだ。
    THE☆SCANTYのライブ終了後、悲鳴にも似た大歓声。会場が突然、パニックのような大騒ぎとなった。というのも、佐久間さんが出てくるはずのトーク・コーナーに、なんとGLAYのTAKURO(以下T)がひょいっと1人で現われたからだ。
    「佐久間の佐久間による佐久間のための“SAKUMA SUMMIT 2002”へようこそ!」。
    彼はラフに話し始めた。「ちなみにこの“SAKUMA SUMMIT”っていうのは、もうずいぶん前になるんだけど、スタジオで話してる時に“佐久間さんプロデュースのバンドを集めてイベントをやろうよ”って話になって。“じゃあタイトルはどうしようか?”って聞かれたんだね、俺が。で当時はXとかルナシーとかが“エクスタシー・サミット”ってやつをやってたんで、俺は饅頭をかじりながら“『サクマ・サミット』でいいんじやないスか?”って言ったら、翌週(その名前が)ぴあに載ってた時は俺、ビビッた(笑)」。
    そんなとっておき秘話で会場を大爆笑させる。かと思えば、佐久間さんをステージに呼んで、こんなやりとりも。
    T「佐久間さんは今、結局、どのバンドが一番かわいいの?」
    佐「お、いい質問だね。え~最近だと、サイコ・ル・シェイムかな(笑)」
    T「佐久間さんは長きに渡ってこの日本の音楽シーンを支えてきたけども、ほんと幅広いよね。HA.GA.NEもやったり、スライダーズからサイコ・ル・シェイムまで!…あの、でも、GLAYのグの字もないんだけど(笑)。佐久間さん、これ内緒なんだけど、GLAYは打たれ弱いんだよ。誉めて伸びるタイプなんだよ(笑)」
    佐「あ、いや、やっぱり(かわいいのは)GLAYでしょう(笑)」
    T「……って、無理矢理言わせてますけど(笑)」
    今や世界に足を一歩どころか五歩も六歩も踏み出したグレイテスト・バンドGLAY……なのに、この変わらなさ、気取りのなさ。いいなぁ。

    さてTAKUROの話を楽しんでいるうちに、次のバンドの準備も完了。
    2番手はスリーピース・バンド、THE PANの登場だ。(略)
    トーク・コーナー。ここではGLAYのJIROと、サポート・ドラマーのTOSHIがゲストとして呼ばれ、6年前の“SAKUMA SUMMIT”のエピソードを語る。当時GLAYのメンバー間では空気銃が流行中で、それを使って楽屋で遊んでいたら、間違って共演者である四人囃子のメンバーに弾が当たってしまいビビッた、なんて話を披露。これまた会場、大爆笑だ。

    そして次は、その四人囃子の登場となる。佐久間さんがベースを務めるこの四人囃子は、日本のピンク・フロイドとも称される往年のプログレ・バンド。当然のことながら演奏もバカテクで、大人の貫禄が音にも空気にも漂っている。と、3曲終えたところで佐久間さんが「ここでゲストを」と。現われたのは、なんとGLAYのTERUだ!演奏された「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」はTERUの歌が、独特の世界観を持った四人囃子の楽曲に、しっくり溶け込む。会場はもちろん狂喜乱舞。「四人囃子でこんなに汗かいたのは初めて(笑)」と佐久間氏を言わしめたほどの大盛り上がりとなった。

    大トリはGLAYである。期待と興奮で膨れ上がった空気は、もはや一触即発の様相。
    そこにドカンと投下された一発目は「航海」。最新アルバムからのナンバーだ。4人の歌と演奏が心の奥深くまで熱くあったかく届いてくる。完全に湧いた会場は、以後は観客全員がコーラス隊のようになる。もう大合唱に次ぐ大合唱。メンバーと会場の凄まじいまでの一体感。そこから生まれる至福感に、渋谷AXがグラグラ揺れる(実際みんなが凄い勢いで飛び跳ね、床が揺れていた!!)。そして4曲目では「ほんとに最近できたばかり」という新曲も披露。「いつか」と題されたそれは、イントロに打ち込み音がフューチャーされた、今までとはちょっと違う要素を持った曲で、彼らは既に『ONE LOVE』や『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』を超えた場所に立っているんだな、ということもそこから伺えた。全7曲。いやはや、もう圧巻!!以外の何物でもなかった。ドームだろうが、工人体育場だろうが、渋谷AXだろうが、何1つ変わらぬテンションで1曲1曲入魂していく彼らの姿勢に、このバンドの凄さを、原点を見た思いがした。

    それぞれのステージが本当に楽しく、また異種格闘技のようでもあった2日間。プロデューサーには自分の色をアーティストに色濃く投影していく人と、アーティスト本来が持つ良さを活かし、長所を拡大していく人がいるが、佐久間さんは後者のタイプ。だからこそ、これだけ個性的な人達が集まるイベントになったとも言えるかもしれない。

    EPISODE

    ◆四人囃子のライブにTERUが参加。
    「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」を歌う。
  • LIVE&DOCUMENTARYビデオ『日中国交正常化三十周年特別記念コンサートGLAY ONE LOVE in 北京 LIVE & DOCUMENT』発売(DVD同時発売)

    2002.12.18

    12.18 LIVE VIDEO/DVD「日中国交正常化三十周年特別記念コンサート GLAY ONE LOVE in 北京 LIVE&DOCUMENT」リリース

    収録曲
    01. GLOBAL COMMUNICATION 
    02. またここであいましょう  
    03. 歌声与微笑  
    04. BELOVED  
    05. 航海  
    06. VIVA VIVA VIVA  
    07. FRIEDCHICKEN & BEER  
    08. Winter,again  
    09. I'm in Love

    INFORMATION

    2002年10月13日、中華人民共和国・北京工人体育場で行われた
    “GLAY~ ONE LOVE in 北京”の模様をライブとドキュメンタリーを交えて収録。

    REVIEW

    「GLAY~ONE LOVE in北京」待望のドキュメニント映像化作品リリース!

    10月13日、北京工人体育場にて行われた「GLAY~ONE LOVEin北京」。
    コンサートとしてはもちろん、今後の音楽シーンの一大事として記憶に残るライヴとなった。その一部始終が、『日中国交正常化三十周年特別記念コンサートONE LOVE in 北京 LIVE & DOCUMENT』と題した映像作品となって12月18日によみがえる。あの歴史的瞬間にに立ち会った人も、そうでない人も、この作品で感情を共有しよう。

     またしてもGLAYに泣かされてしまった。一番最初に彼らに泣かされたのは、東京、北海道、北九州で行われた昨年のGLAY EXPO。そして2度目はアルバム『ONE LOVE』を引っ提げてのドームツアー。特に、彼らの故郷、北海道で行われた年末のカウントダウンライヴは秀逸だった。そして、10月13日、北京工人体育場にて行われた、記念すべき中国でのコンサートは、今年のナンバー1ライヴとして、筆者の心に感動の涙と共に深く刻まれた。そして、その感動に追い討ちをかけるように、12月18日にリリースされる映像作品『日中国交正常化三十周年特別記念コンサートONE LOVE in 北京 LIVE & DOCUMENT』。この作品で、またしても筆者の涙腺はゆるんでしまった。
    あの日、あの場所で、あのコンサートを体験した人なら、誰もがあの時の空気を、そして自分が感動したことの一部始終を見ていない人に伝えたい…そう思うに違いない。
    見に行った人のそんな思いを代弁したいと強く感じ、その熱い思いをあの原稿に託したのだが、本当のところ、北京で何があったのかは、言葉ではなかなか100%伝えきれてないのではないか…そんなもどかしい思いを感じないではいられなかった。しかし、この映像作品がそんな思いを一掃してくれた。言葉で伝えきれない部分-そして、それ以上にメンバーの生の声を拾ったノンフィクションの映像が北京ライヴでの感動をさらにリアルなものに感じさせてくれた。コンサート映像のみでも、あのステージは相当完成度の高いものになっただろう…しかし、この作品は、ドキュメンタリー映像も含めて構成されている。日本から北京へ赴いたファンはもちろん、取材に行った、日本の媒体関係も見ることが出来ないオフショットや舞台裏の部分までもがクローズアップされ、あの北京コンサートがメンバーにとってどんなものだったのか、そんなメンバー側からの視点をも垣間見ることが出来る。こういうノンフィクション映像を挟んで、改めて見るコンサートの映像は、当日、あの場所で見た感動をさらに増幅させて胸に迫るものがある。記憶が引き戻されるだけでなく、改めて、彼らが成し遂げたあのコンサートの意義についても考えさせられた。もちろん、あの場にいられなかった人は、まさにその場にいるような感覚で、あの空気を味わうことが出来るだろう。北京での記者会見や会場の下見をしているメンバー、中国語を必死に覚えているメンバーの様子、そしてライヴ当日、中国語のMCを、会場のみんなに伝わるまで言い直すところ、最初は堅い表情で警備をしていた公安警察の人たちの顔が笑顔になっていく場面、「I’m in Love」での大合唱…。現場にいても気づかなかった部分までもが詳細に映し出されていた。ラストシーンは終演後、北京市内のレストランで催された打ち上げパーティー。
    あの日はコンサートだけでなく、打ち上げの席までもが一体感に包まれていたっけ…そんなことを回想しながら、エンドロールまで110分もの映像に見入っていたら、またしても涙が出てきてしまった。これで、惜しくも北京には見に行けなかった人とも感情の共有ができる。筆者含め、コンサートを見てきた人の涙の理由がわかってもらえることがすごく嬉し<思える。
    (music creator vol.20)