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「CARNEVALE DI VENEZIA 2020」イベント中止に関するTERUコメント

2020.02.24

イタリア現地2月24日(月)にTERU、HISASHIの出演が予定されていた「CARNEVALE DI VENEZIA 2020」のイベント中止、出演が不可能となりましたことに関しまして、TERUよりコメントがございます。

下記、TERUのコメントにもございます通り、配信等を行います場合には、改めてオフィシャルよりお知らせをいたします。

TERUコメント

ヴェネツィアより愛を込めて。

僕がヴェネツィアで活動してるヴェネツィアンガラスデザイナー、土田康彦さんと出会ったのは2009年頃だったと思います。

当時は友達の紹介であまりお話はできなかったのですが、何度か土田さんが日本に戻られた際に、食事の会に誘っていただくようになりました。

そして初めて個展に誘っていただいたのは、忘れもしない2011年1月29日。

斬新な形の真っ白な陶器のようなヴェネツィアンガラスが並べられていました。

イマジンシリーズという作品たちでした。

想像力を掻き立てる素晴らしい作品。

なぜこの形なのだろう?なぜこんなカットなのだろう?と思考を与えてくれる作品でした。

これは購入させていただけるんでしょうか???

何も分からなかったので、つい言葉に出てしまいました。

その作品が僕にとって生まれて初めての芸術品の購入となったのです。

そんな思い出の第1号作品が我が家に届き、リビングに飾られた時の感動を今でも覚えてます。

毎日眺めるのが大好きでした。

この作品を眺めていると土田さんのイマジネーションの世界と繋がってる感覚になり、創作意欲が掻き立てられました。

しかし1ヶ月後、3月11日の東日本大震災の時に飾っていた棚から倒れ落ち無残にも粉々になってしまったのです。

思い出の作品…。

土田さんの新たな挑戦でもあった作品であっただけに、とても伝え辛かったんですが正直に土田さんに伝えた所、作品はいつでも作れますがTERUさんの身体は世界で1つだけです、TERUさんが無事で本当に良かった!と。

その言葉だけでも嬉しかったのですが、またイマジンシリーズを制作し日本に届けてくれるというのです。

本当に嬉しかったです。

それからは何度も連絡を取り合い、日本に帰ってきた際には必ずご飯をし、語り合う日々が続きました。

そして2016年6月、僕は悩んでいました。

40代半ばに差し掛かり50歳の自分を想像し、夢とはなんなのだろう?生きがいとはなんなのだろう?と考えた時、自分が人生をかけて本気でやり遂げたいと思うことが今後見つかるのだろうか?と…。

GLAYのボーカリストとしての当時の自分は、最高の歌を届ける為に自分の納得できる環境を整え、支えてくれるファンの方々やスタッフや家族、GLAYに関わってくれる方々がただただ笑顔になってくれたらと、それだけを考えて活動していました。

だからこそなのかもしれません。

もっと自分の心が震える何か。

自分とは何者なのか?を知ることができる何か?を探している事に気づいてしまったんです。

そんな時、エス・コヤマの小山さんがヴェネツィアに訪れ土田さんの工房に行き2人が作品と向き合いグラスに想いを込め制作する姿をNHKで拝見し僕も経験してみたいと思い、土田さんに連絡を取り『来週1人でヴェネツィア行きます!』と伝えその勢いのままヴェネツィアへ。

笑顔で迎えてくれた土田さん。

感動で涙が。

旅慣れしていても、たった1人で行くヴェネツィアは何もかもが新鮮でした。

僕が訪れた3日間はビエンナーレ(現代美術国際美術展覧会)が開催されていたので、たくさんの芸術に触れられたとても有意義な日々にもなりました。

美術館やギャラリーにも行き、夜はバルをはしご。

土田さんの工房に行き、スタッフのみんなと話をしたり、工房の近所の小さなレストランで昼食をとったり。

何もかもが今までに経験したことないことばかりでした。

『リカルドと言う友達がニースから1日だけ遊びに来るので紹介させてください!できれば一緒にHARRY’S BARで夕食も!』

土田さんにそう言われ紹介された方は、日焼けスキンヘッドにサングラスという厳つさではありましたがサングラスを外すとキュートで心優しき日本人の方でした。

3人で天気の良いヴェネチアを散歩し、夕方過ぎにHARRY’S BARで夕食を。

初めて食べる牛肉のカルパッチョの由来を聞いたり、ベリーニの誕生秘話を聞いたり、土田さんがHARRY’S BARでアルバイトしていた頃の話を聞いたりと、賑やかかつ贅沢な時間を過ごしていたらまさかのバースデーケーキが。

3人で記念写真。

恥ずかしかったですが最高の思い出です。

とても楽しい時間を過ごし、十分過ぎるほどヴェネツィアを堪能させて頂いたのですが、僕の人生に多大なる影響を与えた出来事が起きたのはその後です。

ほろ酔いでサンマルコ広場を散歩しながらホテルに向かってると『TERUさんの歌をここで聴きたいですね!』と土田さんがボソッと言ったんです。

そうしたら、広告代理店にお勤めのリカルドさんが『10年後ならなんとかできると思います』と。

世界一きれいな広場とも言われるサンマルコ広場でGLAYがライブ???

その時は、ピンときませんでしたが、僕の心の中で何かが弾けた音が聞こえました。

その1ヶ月後、GLAYのファンクラブ20周年の記念ライブの際に『30周年はサンマルコ広場で歌わせてくれ〜!』と叫んでいました。

この瞬間から、僕の何か?を探す旅とサンマルコ広場で語り合った3人の夢がGLAYの夢になり動き出しました。

翌年、僕はヴェネツィアカーニバルのメインステージで歌う機会を頂き現地のストリングスの方達と共にアコースティックライブをさせて頂いたんです。

次の年はTAKUROと共にステージに立ちました。

その次の年はJIROと。

そして4年目となる今年はHISASHIとヴェネツィアへ。

10年間欠かさずカーニバルのステージに立ち続けることができたならば、きっとこの夢は叶うんだ!と信じやり続けてきたのですが・・・。

昨日、サンマルコに住むご高齢のご夫妻がコロナウィルスにより病院に搬送されたことでヴェネツィア市長がカーニバルの中止と、美術館全館の閉館、そして人が集まるイベントの中止を決定。

僕らがそのニュースを知ったのはベネチアの空港で荷物を待ってる時でした。

とても残念ではあるのですが、猛威を振るうコロナウィルスの拡散性を日本のニュースで見ていたので致し方のないことだと思い断念。

世界中からこのライブを見にGLAY FANの方々が集まってきてくれてるのもSNSで知っているので本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

でも、元々カーニバルでのステージの様子はYouTubeで生配信する予定で機材も持ってきているので、昨日はこんな状況ではあるけれど、楽しみに待ってくれてるみんなに何か届けられるものはあるのではないか?とスタッフ&土田さんとアイデアを振り絞り、可能性を見出すことができました。

いずれにせよヴェネツィアまで来てくれたファンの方たちには申し訳ないのですが、どこかに集合してもらって何かをするという状況は現時点では無理なことではあるので、配信という形で何ができるのか?今日1日かけてメンバー&スタッフ一丸となって準備をしたいと思っています。

多分、今夜中にはオフィシャルから正式な発表があると思うので待っててくださいね。

PS、世界中から集まってくれたみなさんへ。

とても苦しい状況ではありますが、ヴェネツィア市長からまた何か発表がありましたら、現地スタッフから詳細を聞きオフィシャルからお知らせできるようにしますので、人の集まる場所などに行かざるを得ない際は十分配慮し、手洗いやうがいはしっかり怠らずにやっていきましょうね。

こんな状況ではありますが、ヴェネツィア楽しみましょう。


2020年2月24日 現地時間7:00 TERU

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