2010.06.24 宮崎の現状。
昨夜、無事、宮崎公演を終了し、食事場へ。

以前、Re-birth Tourの時に来た和食屋さんだったんだけど、ここでサプライズ!

4年前、必死に闘ってる僕らにエールを送ってくれた、橘太鼓「響座」の音に、心が共鳴する。



情熱的で、心が熱くなった。

もう、何年も前からお付き合いさせて頂いてる、大将と、息子のキョウイチ君&娘のノゾミちゃんの息の合った演舞。

凄かった。

2曲、演奏してくれたんだけど、2曲目を演奏する前に、大将が「毎年かなり多くのライブがあるんですけど、今年は、口蹄疫の問題が影響し、30本程入ってたライブが、全部キャンセルされ、今日が、今年初めてのライブです!今日、みなさんの目の前で太鼓が叩けて、本当に嬉しいです!もう1曲だけやっても良いでしょうか?聞いて下さい!夜明け!」。

大将の熱のこもった、その言葉に心打たれました。

4年前に、同じシチュエーションで聴かせて貰った響座の橘太鼓。

あの経験が出来たから、その後、3年連続、橘太鼓の大会で優勝できました!と言って、満面の笑みで僕らを見つめた大将の瞳。

感動!

夜明け。

凄かった。

演奏終了後は、いつものように雑談しながら食事をしたんだけど、そこで、僕は、宮崎の現状を知り、憤りを感じてしまった。

大将は、宮崎を盛り上げる為に、宮崎の特産品を日本中に広め、何年間も頑張って来た人なんだけど、口蹄疫問題が日本中に広まった瞬間に、手の裏をひっくり返されるような経験を、かなりしてきたみたいです。

まずは、橘太鼓。

30本入ってた全国各地のホテルや催事場での演舞が全てキャンセル。

「宮崎の太鼓はいらない」

そう言って、断られたそうです。

そんな事ってある?

風評被害。

これはまさに、人災なのではないんだろうか?

口蹄疫で苦しんでるのは畜産農家の方達だけじゃなかった。

牛に関しては、保険が適用されたり、助成金があったりするようなのですが、風評により、疎外された、他の企業には適用されず、かなり苦しい状況になってるようです。

特に、観光業界やホテル業界。

宮崎県内のイベントは、全て自粛。

修学旅行すらも。

一体、宮崎は、国民の目に、どう写ってるんだ?

特産品も、「宮崎のモノはいらない」と、言われてしまうそうです。

そんなことってあるかよ!!!

これは、明らかに差別。

なんで、そんなことができるんだろう???

おかしいだろう!!!

今こそ、宮崎を支えてやらないといけないんじゃないのかな?

明日は我が身。

こんな問題が起きてる事を、メディアは、どうして伝えないんだろう?

その中で、僕は、東国原知事がしてきた一連の活動を高く評価してます。

http://www.sonomanmahigashi.net/

さんざん、「宮崎は危険だから、みなさん近寄らないで下さい」と言わんばかりの報道をして、そのままフォローも無く、悲惨な状況だけを垂れ流ししてきたメディアの責任は重大だと思う。

風評被害を巻き起こしたのは、まさに日本のメディア。

NEWS、報道番組。

HIVの啓発運動も同じですが、口蹄疫の正しい知識を身に付けて欲しい。

それが、今、日本全国民に必要な事なのではないでしょうか?

実際、僕らは今、宮崎で、食事をし、普通に生活してます。

それが、今の宮崎です。

消毒作業に協力したり、気を付けたりと、普段の生活とは違う要素もあったりしますが、僕らは今、宮崎にいます。

そして、これからバスで長崎に移動しようとしてます。

まずは、正しい知識を!

そして、宮崎に大きな愛を!

きっと、GLAYが宮崎を訪れた事で、状況が変わってくるんじゃないかと思う。

GLAYも行ったんだし、大丈夫でしょう!

そう言ってくれる、アーティスト達も、安心して宮崎を訪れる事が出来ると思います。

そう願ってる。


長文になってしまったけど、読んでくれてありがとう!


PS.

「人間不信になりそう」「日本は腐ってる!」と、悔しさを我慢できず、Twitterで呟いてしまいましたが、「真面目に頑張ってる人もいますよ!」と言ってくれた方、感謝です!

そうです。

殆どの人が、真面目に頑張ってる人なんです。

ごめんね。